「takenaka coffee」はコーヒー豆の専門店。自家焙煎のおいしいコーヒー豆をお届けします。
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コーヒー豆とカカオ豆の意外な関係

 

コーヒー豆とカカオ豆の共通点がたくさんあるのを知っていましたか?

 

まずは、栽培地域。コーヒー豆はコーヒーベルトと呼ばれる赤道を挟んだ南北25度の地域で栽培されています。

 

カカオ豆もカカオベルトと呼ばれる赤道を挟んだ南北20度の地域で栽培されています。

 

カカオの有名な産地は、チョコレートの商品名にもなっているガーナですが、そのほかにはコーヒーの生産地でもあるインドネシア、ブラジル、エクアドル、ペルーなどでも栽培されています。

 

カカオポッド(カカオの実)

カカオ豆はカカオポッドと呼ばれるラグビーボールのような大きさのカカオの実の中にある種子のことです。コーヒー豆も同じでもコーヒーの実の中にある種子のことです。

 

コーヒーと違うところは、カカオは枝からだけでなく、樹の幹からも実ができます。その姿は面白いですが、ちょっと奇妙な感じがします。

 

カカオ豆からチョコレートになるにはカカオ豆からチョコレートになるまでに、さまざまな工程があります。

 

まず、カカオポッドからカカオ豆を取り出し、発酵させ、乾燥させます。この精選行程もコーヒー豆とよく似ています。

 

さらに乾燥させたカカオ豆をロースト(焙煎)していきます。

 

コーヒー豆は200℃以上の温度でローストしていきますが、カカオ豆は120~130℃くらいでローストしていきます。ロースト(焙煎)してはじめてチョコレートのような香りがしてきます。

 

ローストされたカカオ豆は粗く粉砕し、外皮と胚芽を取り除き、粗く粉砕されたカカオ豆をカカオニブとよびます。

 

カカオニブを粉砕すると、脂肪分(ココアバター)が溶け出しドロドロのカカオマスになります。

 

このカカオマスがチョコレートの原料になります。(さらに詳しく知りたい方は日本チョコレート・ココア協会のホームページをご覧ください。)

 

カカオ豆とコーヒー豆の栽培から精製工程まで似ているところがたくさんありましたね。コーヒーとチョコレートの相性がいいというのも納得します。