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本当に美味しいコナコーヒー

ハワイのコーヒー栽培はオアフ島やマウイ島、カウアイ島などでも行われていますが、ハワイ島のコナ地区が最も有名です。

 

コナ地区は火山灰による肥沃な土壌が広がります。標高は250~800メートルと他の生産地と比べ、高い方ではありません。

 

しかし、南国の適度な日照量と降水量、昼の海からの暖かな風と夜の山からの冷たい風による寒暖の差、午後は曇りがちで日陰ができるなど、質の良いコーヒーのできる環境が揃っています。

 

 

収穫は機械を使わず人の手で、1粒1粒完熟したものだけが摘み取られますその後、水洗式で手間をかけ精製されます。

 

そしてコナコーヒーのなかでも格付けされ、一番上からエクストラファンシー・ファンシー・No1・セレクト・プライムと5等級あります。「プライム」より下の等級は、コナ地区で生産されていても"ハワイアンコーヒー"と呼ばれて区別されています。

※現在はコロナの影響によりエクストラファンシー・ファンシーの等級がなくなりました。

 

中高年の方を中心に“コナコーヒー=美味しい”のイメージが強いかもしれません。一方で、“値段の割にはたいして美味しくはない”と感じた方もいるのではないでしょうか?

 

 

しかし「本当の純然たるコナコーヒー」は本当に美味しいのです!!

 

コナコーヒーは一言でいうと、クセや苦みがなく飲みやすいコーヒーです。酸味も甘さに抑えられつつも程よい感じです。そして何よりも透明感が印象的です。余韻は瑞々しく、すっときれいに消えていく感じでスッキリさわやかな風味のコーヒーです。

 

コナコーヒーの生産量は全世界のコーヒー生産量の1%にも及びません。100%純粋なコナコーヒーは本当に少なく、一般に売られているのは、他の豆にコナコーヒーを10%程ブレンドしたものがほとんどです。

 

コナコーヒーが美味しくないと感じた方は、フレーバーのついたコーヒーであったり、焙煎してから数か月たった古い豆だったりと粗悪品を飲んでしまったためであり、本当のコナコーヒーを飲んだことがないからです。

 

 

少し高くても本物の純然たるコナコーヒーをぜひ一度飲んでみてください。