
急冷式という方法は、コーヒーを濃いめに抽出して、冷たい氷で一気に冷やして作る方法です。
抽出方法は通常のハンドドリップのやり方と同じです。ただ、抽出量を通常の半分量にします。
1.深煎りのコーヒー豆またはアイスコーヒー用の豆を20g中挽きにします。
2.フィルターにペーパーをセットして、ホットコーヒーを淹れる要領でドリップしていきます。
3.ホットコーヒーの場合は2人分量まで抽出しますが、アイスコーヒーを作る場合はあとから氷で冷やすため、1人分まで抽出したら完了です。
4.サーバーに氷を入れて撹拌しながら冷やします。撹拌するときは横方向にグルグルかき混ぜると氷が溶けやすくなるので縦方向に撹拌します。
5.小さくなった氷は溶けやすいのでそのまま放置すると水っぽいコーヒーになるので必ず取り除いてください。
6.新しい氷をグラスに注いで出来上がりです。
プロ直伝~本格アイスコーヒーの作り方~ポイント
- 急速に冷却すること
急冷することでコーヒーに含まれるクロロゲン酸とカフェインが結合するのを防ぎ、にごりのないクリアなコーヒーを淹れることができます。
- 大きめの氷で一気に冷やす
氷が小さすぎると、熱いコーヒーで氷が溶けてしまい、アイスコーヒーが薄くなってしまいます。大きめの氷を使いなるべくコーヒーを薄めないようにしましょう。
- 縦にかき混ぜる
くるくると水平に混ぜてしまうと、氷が溶けてアイスコーヒーが薄くなります。マドラーなどで縦に撹拌するつもりで混ぜましょう。
- 氷を溶かしきらない
アイスコーヒーに氷入れたままにしておくと氷が溶けきってしまいます。小さくなった氷はすぐに取り除きましょう。
アイスコーヒーのにごりを防ぐ方法
アイスコーヒーを作る際のにごりを防ぐ方法は、淹れたての熱いコーヒーを大きめの氷を使って「急速に冷却すること」です。急速に冷やすことにより、コーヒーのにごりの原因であるクロロゲン酸とカフェインの結合を防ぎ、よりクリアでより美味しいアイスコーヒーを作ることができます。