そもそも「ゲイシャ」って?

コーヒー通の方なら一度は聞いたことがあるかもしれない「ゲイシャコーヒー」。そもそも「ゲイシャ」ってどんなコーヒーでしょうか?
「ゲイシャ種」は「アラビカ種」の突然変異した在来種の一つ。
エチオピアで発見され、その後コスタリカに渡り、パナマなど中米の各地に植えられるようになりました。
ゲイシャは最初から注目されていたわけではありませんでした。その名が世界中にとどろいたのは「ゲイシャショック」と呼ばれる出来事がきっかけでした。
年に1度、パナマで開催される「ベスト・オブ・パナマ」というコーヒーの国際品評会があります。
2004年、その品評会にパナマ『エスメラルダ農園』が初めてゲイシャコーヒーを出品。
そのコーヒーを口にした世界各国の審査員たちは、今まで飲んだことがないような際立つ個性に感嘆し、その魅力に熱狂しました。
品評会後に開かれたオークションでは、『エスメラルダ農園』のゲイシャは史上最高値で落札され、一躍その名が世界中に知られるようになりました。その後も、品評会で優勝し続け、ゲイシャの価格はオークションで毎年高値を更新。世界で最も高価なコーヒーの一つとなりました。
次回はそのゲイシャの産地・味わいについてご紹介します。 お楽しみに!